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5年目の3/11。

もう5年か、という気持ちと、まだ5年という思い。
明日は、3/11。

ちょうどあの日は、下の娘ひちゃんの懐妊をお医者さんに教えてもらった日でした。
お腹の中に命が芽生えたことの嬉しさと、たくさんの命を奪っていった波。
命というものを深く心に刻んで忘れない日。

たくさんのみなさんの心が安らぐ瞬間がありますよう。
命がここにあることを、感謝することを忘れないようにしよう。

いまだにエネルギーの話は、何の解決もせず以前のまんま。
今日もニュースは淡々と状況を伝えている。
日本は地震の国であることを認識するべきだと思う。
やり方を変えないと、この先は何もない。

国だけの話ではない。
スーパーに行ったら山ほどの食材。全部のパッケージがおいしそうにこちらを誘い込む。
テレビでは、全部が消費活動の勧め。
消費せよ、経済をまわせ。

渦巻いた多くのことがらを、一度改めて見つめてみないかな。

田んぼは今日も美しく、水をたたえている。
美しいなぁと思ったり、心からおいしいと思える瞬間はそう多くない。
それは渇望していないからだよね。見過ごすような、小さな素敵な親切。
すべての美しさに、果たして心は反応しているだろうか。

わたしたちは、舌を化学薬品でしびれさせながら、心を情報という麻薬で麻痺させながら、
それが人生だと刷り込まされながら生きている。
少し、ほんの少しづつでも生活を変えていきたいと願う。
喜びを実感するには欲望を叶えていくことではなく、
手の中にあるほんの少しの幸せをみつける鋭敏な感覚を、喜びだと名付ける。

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