そもそも3/21「Romantic Trio」は "地下道を往く"のジーナちゃんが熱く声をかけてくれたライブでした。

ずっとわたしの音楽を聴いてくれて、音楽を始めたという彼女が企画したライブ。
こんな光栄なことはない。かっこよくステージに立って歌っている彼女の源泉がわたし。歌を歌ってきて本当によかったなぁと思う瞬間でした。全てのメンタリティーやホスピタリティーをこの日に集中してくれたジーナちゃんを始め、地下道を往くのメンバー、よこっちくん、ミキちゃんありがとう。そして彼女たちのファンのみなさんにもあたたかく迎えてもらって、本当に包まれるような、そしてそこからバーンと弾けていけるような素晴らしい夜でした。

そしてもうひとりの対バンは、盟友、成瀬英樹！
右も左も分からない10代最後の頃にバンドオーディションで知り合って、お互いがとんがっていた頃から今に至るまで、お互いの存在を心のどこかで意識していた音楽仲間。普通のライブですむわけがない！



それぞれのライブも素晴らしかった。なるちゃんの作った歌やカバー曲も素晴らしかったし、少し緊張しながらたったひとりサンプリングした808を駆使して歌う姿はかっこよかった！
なるちゃんもわたしも、バンドマンである。面倒臭くても、みんなでいっせいのーで出した音に魅せられて、バンドにこだわって来た人間なのだ。今はわたしはひとりで看板をあげている。なるちゃんも作曲家として名前を馳せているけれど、わたしたちの出どころはあくまでバンドマンなのだ！
バンドマン！なんてかっこいい響き！　そう夢みてきた。なるちゃんどうか忘れないで。わたしたちはそういう遺伝子!

地下道を往くもとてもかっこよかった。シンプルな言葉がシンプルに響くんだと教えてもらった。
色々自分のライブの準備もあり、客席真っ正面から見られた曲はジーナちゃんが「わたしのイメージで作った」と言って聞かせてくれたことのある「黒いギター」という曲。ぴったりと寄り添う３人の音。
心にとても染み込みました。ありがとう。なにか自分が込めた思いみたいなものが、誰かの心に伝わって誰かの思いとして生き続けていく。なんて素晴らしいことだろう。

地下道を往くとのセッション「ロックンロールウィドウ」、みんなで歌った「サムデイ」、気持ちよかったな。
本当にありがとう。

そして、あくる日は「春待ちBLUE at Kobe」。急遽、対バンをお願いしたにもかかわらず、完璧に待ち構えてくださったEast Gate Street Band（東門街！）の北山さん、ゆみこさん、冨田さん、城門さん、ありがとう！ そしてこのライブが実現したのはシンガーソングライターの流ちゃんのおかげです。いつもありがとう。
とてもうまくて、曲もキャッチーでなにより楽しそうにプレイするこのバンドがとても大好きになった。みんなでやったEast Gate Street Bandの「PEACE」、榊曲「ワールドワイドワールド」も楽しかった！　
しかし、この日は榊いずみバンドもおもしろすぎた！






打ち上げまでお世話になって、本当にEast Gate Street Bandのみなさんに感謝です！ありがとう！
そしてチキンジョージ、グレートブルーのみなさんに感謝です。チキンのPAがちょさん、かっこいい音と連日の打ち上げ大感謝です！大好き！
来てくれたキムちゃん、谷川さんもありがとう。なんとおんなじ日に神戸でライブだった中野督夫さんと合流打ち上げも！楽しかった！

しかし、榊いずみバンドの３人とツアーに出たのは初めて。
いろんな巡り合わせで実現したこの二日間は、本当に長年切望していたことでした。亙くん、すみちゃん、すえちゃんと音を出し始めて12年経つわけですが、わたしはやっぱりバンド体質というか「バンドである」ということがとても重要なのです。
車の旅も、途中でご飯を食べることも、たわいもない話も、一緒に音を出すことも、お酒を飲んで打ち上げすることも、すべては音楽だったりする。
ああ、楽しい旅だった。こんな風にずっと音楽していたい、と心から思った。

Romantic Trio photo by ukico
Harumachi BLUE photo by Okazu