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人生相談の先に。

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この前、渋谷のラジオで2時間生放送をしたのだけれど、その時にリスナーのみなさんからリアルタイムでメッセージを送ってもらいました。無責任にも「なんでもいいよ〜、悩み相談でもいいよ〜」なんて言っていたのですけれど、実際悩み相談なんてとっさに思いつかないですよね(本当の悩みなんて気軽に書けませんよね)。でもその中で果敢にも悩み相談のようなメッセージを送ってくださった方がいました。
「新しい環境に飛び込んだばかりですが、おふたりは(これはわたしと、主人の榊英雄監督)新しいことをするときに緊張しますか?どうやって乗り越えていきますか?」という感じだったと思います。うろ覚えでごめんなさい。その時わたしは「緊張する。あまり考えないで飛び込んでいったほうがいい」とお答えしました。でもなんだか他にも大事な秘訣があるんじゃないか、とかれこれ放送が終わって一週間が経とうとしているんですが、まだ考えてます。

このところ、自分が素晴らしくリスペクトしている女性たちに会う機会があり、みんなが口を揃えて言うのは
「人の目を気にしない」
「自分がこうと思うことを突き通す」
ということでした。あと
「自分がしたことや残したものを大好きでいる」
という。

人の目や意見、まわりの空気を気にしないなんて!
そう思うと思いますが、まったく気にしない方が自分のためにいいです。せっかく新しいことを始めるのだから、もう違う人間になってもいいんではないか、と思います。所詮、仕事ですから。嫌われてもいいじゃないですか。自分の中に芽生えた思いを突き通す、それも一種のステージに立ってるようなアクターみたいな気分でバリバリやればいいかと。

所詮、仕事。でもやっぱり自分を表現していくのが仕事。どんな仕事でも。いつも自分を認めてあげて。

今日、突然気がついたんだけど、今の自分は何年も前からなりたかった自分になっている。
何かモノを作っている人間。そういう人になりたかった。一心不乱に自分に与えられた天分を全うしようとしている人と対等に話をしたかった。あ、今そうなってると突然気がついた。
人生に無駄なことはない、というけれどやっぱり腹が立ったことは相変わらず腹立たしかったりするんだけど、まぁそれでいいじゃないかと思う。にんげんだもの〜。

全然うまい回答になってませんね。光浦靖子さんは新聞のそういう欄で彼女らしい素敵な回答をなさってますね。読んでてふむふむと思います。でもわたしの中で悩み相談のプロフェッショナルは、雨宮まみさんです。彼女はもうこっち側にはいないんだけどね。

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